エリアマネジメントの判断基準?

エリアマネジメントについて検索をしていところ、
「エリアマネジメントの判断基準」
などという怪しげなものが・・・

これは、
都市計画学会の分科会の活動のページの中にあるもののようです。
http://areamanagement.info/criteria/
これによると、

エリアマネジメントといえること

・ 特定の地域(エリア)を対象にしている
・ 地権者、事業者、住民など地域の関係者を含む組織がある
・ 地域の現状や課題について話し合い、その解決に向けて具体的な活動を行っている
・ まちの将来ビジョンを持って活動している
・ 地域内外で活動する団体・個人との連携を行っている
・ 行政との協力関係がある
・ 道路や公園など公共空間での活動実績がある
・ 事務局があり、連絡先が明確である
・ 運営や会計に関する規約がある
・ 事業計画をもっている
・ 組織の情報を発信・公開している
・ 常に事業を見直し、変化し続けられる組織である

エリアマネジメントとはいえないこと

・ 単一の敷地、建物を対象としている
・ 外部人材だけで進め、地元の人と融合していない
・ 再開発等、つくる段階の計画づくりが主である
・ 将来ビジョンはなく、単発の活動を積み重ねている
・ 他団体や個人との連携はない
・ 行政とは関係なく活動している
・ 公共空間を使うために行政等と話し合ったことがない
・ 公表している連絡先はない
・ 運営や会計に関する規約は整えていない
・ 事業計画は特につくっていない
・ 組織の情報を発信するツールを持っていない
・ 事業の見直しや組織の再編は行うつもりがない

に二分している。
もちろん、但し書きとして、すべてに該当する必要がないとあるのだけれども。
特に、「エリアマネジメントとはいえないこと」には違和感が多数ある。

・単一敷地のエリアマネジメントは多数存在する
・よそ者である外部人材で進めることはよくある
・再開発の投資によって利益分でエリアマネジメント組織を作るのはいわば常套手段である
・単にリノベから広がり将来ビジョンをつくっていくということもあるし、できるところからすればいいということもある
・他団体と個人との連携がないという想定は謎すぎる
・行政とは関係なく活動を民間ベースで初めて徐々に巻き込むというのも常套手段、最初から行政を入れることでうまくいくところはよいが、そうとは限らない
・公共空間はオプション
・公表している連絡先?
・運営や会計に関する規約?
・事業計画?
・情報を発信するツールってSNSやブログ、HPのこと?
・事業の見直しや組織の再編を行うつもりがない?意味不明。

ということで、わざわざ無理筋に「エリアマネジメントとはいえないこと」を挙げる意味が分からないのです。
エリアマネジメントを進める際に注意して避けたほうが良い、いつまでもそうでないほうがいいと思われるようなこと、ぐらいが適切ではないかと。
何かを否定したい、排除したいという裏の意図があるようにしか思えない不思議な分類なのです。
こういう変な分類を見るにつけ、エリアマネジメントはいわゆる都市計画屋さんの目線で語るものではないと改めて感じたところです。

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